SOHOのSprinng.st 付近
1980年、NY「アートウエア」は身につけるアートジュエリーの店としてファッション業界で世界的に注目されていた。このギャラリーのメンバーになるために、毎日作品を持ってアーティストたちが自分を売り込みにいく。1年で500人ぐらい来ていたと聞いた。その中から20人ほど選ばれて毎年春にニュータレントショーが2週間開かれる。この2週間が最終選考の期間となる。ぼくは積極的に売り込んで参加することに成功した。金属でモノを作ることはできたが、実際ジュエリーを勉強したことはなかったので小さな彫刻を造って輪をつけたリングとか同様にクリップをつけてイヤリングにした。でかいブレスレットも造った。ショーがはじまった。自信があるのかないのか分からないようなそんな僕は、店のかたすみでちいさくなっていたそのとき、大きなリムジンが店の前にきて金髪の女性が中に入てきた。ぼくの作品の前に止まり試着をしている。ドキドキしていた。そしてぼくの最初のお客さまになった時の興奮は忘れられない出来事である。1982年二人があたらしくメンバーに選ばれた。アートウエア時代がはじまった。ぼくのニューヨーク 簡略編、 NYに惹かれる若いひとのために。
柴田一佐衛門 略歴
ゆめみる織部工房群
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