2010年7月31日土曜日

5人の若者たち

不思議な縁で5人の若者が集まってきた。年齢はたぶん30歳前後。いままで会ったことのない種の人たちである。若い陶芸家の育成をし美濃焼の魅力をひろく伝えていこうとする考えは私と重なり、話は盛り上がった。自分の子供とほとんど同じ世代と考えを共有することができ、新鮮な発想が連鎖的に空間に出現し、このような中から新しい織部工房群の可能性が無限に生まれてくるようで、うれしい一日であった。
若い人の勉強会を定期的に開いていくこともよいかと考えだしている。

ゆめみる織部工房群

2010年7月30日金曜日

庄会長上海出身。

一佐衛門茶室にて
岐阜県華僑華人会の庄会長です。上海出身。
岐阜県のPRのために、ゴルフ雑誌やテレビ局などを招聘し、取材をする活動をされています。
ほんじつ、織部工房群の見学に来られました。上海育ちで都会的な感性の豊かな方でした。岐阜県の伝統産業である美濃焼、美濃和紙についていい意見交換ができました。
 
 
ゆめみる織部工房群

2010年7月27日火曜日

フーちゃん

まだ寒い時の写真でお気に入りの服を着ています。今は暑さでのびています。
工房の工事は大工さんが先日の大雨で被害を受けた岐阜県可児市の人で近くの被害を受けた家の修理で忙しくこの数日進んでいません。明日は来てくれるといいのですが・・・

ゆめみる織部工房群

2010年7月24日土曜日

うれしい静かな土曜日

工房内の建設中第1ギャラリー
ギャラリーのカタチが少しずつみえてきました。多治見の猛暑の中、大工さんはもう倒れそうです。昨日、大工さんは帰路通い慣れた道をどうゆうわけか間違えてしまいました。もうこれは脳の機能がおかしくなっているとしか思えません。相談して本日土曜日はふたりとも、もう若くないのでお休みにしました。

ゆめみる織部工房群

2010年7月23日金曜日

止め時の感覚

山で掘ってきた土には木や草の根がはいているので目に付くものだけ取り除いています。なるべく自然の土味を残し完璧な水簸はしません。根も少々混ざっていてもなんの問題もなく、むしろ土味をたすける協力物になります。
日本人にとって最も苦手なことは完璧でなく最良のところで止めておく「 止め時の感覚 」を掴むことです。上部の赤い鉢には見にくいですが取り除いた根がはいています。(瀬戸黒のために)

ゆめみる織部工房群

2010年7月22日木曜日

今日の多治見は39.4℃、ぼくは55℃


今まだ窯を焼いている。微妙な火加減で窯につききり。気温39.4℃が熱いのやらどうなのやらワケの分からなくなったぼくでした。

ゆめみる織部工房群

2010年7月20日火曜日

韓国の篆刻の第一人者


韓国の篆刻の第一人者、ペーヨンソン女史の訪問があった。世界中で展覧会を開き活躍中である。先日、韓日文化交流協会会長の超萬齊氏と会ったことが縁の始まりとなった。今後、韓国、中国との繋がりの多い女史との協力は面白い展開をしていくと思われる。
韓国は不思議な国である。現在でもむかしの百済、新羅などの血縁を大切にしどこか離れてそれぞれが存在している。百済系は文化を大切に、新羅系は武を重んじる傾向があり、考え方が同じ民族でも異なる。ちなみにペーさんは新羅系である。
写真は一佐衛門茶室にて。

ゆめみる織部工房群

2010年7月19日月曜日

第一ギャラリーの建設


工房内の第一ギャラリーの建設が始まりました。デザインは経費を節約してセンスで勝負??? 第二ギャラリーも同時進行で作っていきます。進行状況は順次ブログに載せていきます。
ふたつのギャラリーは異なる意味合いを持たせて使用します。

ゆめみる織部工房群

多目的ステージほぼ完成

多目的ステージほぼ完成。あとはステージまわりのセメントとペンキ塗りです。ここでは作品の展示、作陶体験、子供たちの課外授業、ファッションショーなど滝呂おりべストリート構想のために使用していきます。
写真は前滝呂区長ご夫妻です。視察に来られました。滝呂のまちづくり委員をされているので今後ご協力をお願いしなければならない方です。

ゆめみる織部工房群

2010年7月17日土曜日

羽島の旧家


羽島の旧家を訪問した。ご当主山田氏とはNY以来の友人である。写真は正面の重厚な門、茶室と日本庭園。
現在は名古屋市に住んでおられるがいずれはこの古い家に手を入れていくか思案中とのこと。どのように変化していくか楽しみな可能性のある素晴らしい家であった。

ゆめみる織部工房群

2010年7月14日水曜日

二人の家元

遠州茶道宗家家元小堀宗実氏、香道志野流次家元 蜂谷宗苾氏と名古屋にて会食した。両家元の若い頃のお話や、今後の夢また海外への進出など面白く話題の尽きない夜になった。蜂谷氏はサッカーを長年してきたスポーツマンで元日本代表の中田とも友達らしい。海外経験の多い中田氏は日本の文化を誇りに大切にしているらしく、陶芸、作陶もだい好きらしい。そのうち縁があるかもしれない。小堀氏のご令嬢もラクロスのゴールキーパーで日本代表の一人である。両氏とも力強さに満ちている。

ゆめみる織部工房群

2010年7月13日火曜日

柿傳ギャラリー


柿傳ギャラリー(東京)を訪ねた。新宿にある柿傳は京懐石の店で、その地下にギャラリーはある。2年前に近くのビルの上層階からここに移ってきたそうだ。地下とは思えないほど空間は広く天井も高い。会場で美濃の陶芸家、瀧口喜兵爾さんに会った。瀧口さんは加藤十右衛門に師事した作家である。東京で偶然美濃の陶芸家に会えたのも何かの縁である。

ゆめみる織部工房群

2010年7月12日月曜日

多目的ステージ


多目的ステージの造作を始めた。
作品の展示、ファッションショー、作業台、椅子にも使用。

長さ 約20M  
幅 1.8M

ゆめみる織部工房群

2010年7月11日日曜日

林屋晴三氏席主

床の間掛物 木ノ実とリスの図 林屋坦養筆

林屋晴三氏席主「茶の湯同好会茶会」に上京した。
林屋先生の茶席の取り合わせを拝見し、現代の茶会について大変多くのことを学ばせていただいた。私の瀬戸黒茶碗も取り上げてもらい、その中に置いてみて初めて感じることもあり今後ますます制作に精進していく良い機会を作っていただけた。
感謝。

ゆめみる織部工房群

2010年7月7日水曜日

VOGUE ヴォーグ誌 

Ichizaemonのニューヨーク時代(1980~90)、ヴォーグ誌の表紙、イヤリングはIchizaemon制作。アートウエア(アートジュエリーの登龍門)1982年。

ゆめみる織部工房群

2010年7月5日月曜日

新会員です

本日の織部工房群
西浦庭園保存会の大嶽公一さんの訪問がありました。保存会は現在200名以上の会員を有し、庭園の管理、多治見の歴史的貴重な焼き物「西浦焼き」の研究と保存、講演など大嶽氏を中心に活動をされています。マスコミとの繋がりも深く人間的魅力のあふれた方で、日頃より織部工房群のことを気にかけていただいてます。
今一番助かることは、実際に私と共に動いてくださる人がひとりでも増えることです。本日、織部工房群実行委員会の会員になってもらいました。

ゆめみる織部工房群

2010年7月4日日曜日

週間NY生活





No.308・2010年7月3日 

友人がニューヨークで発行している新聞です。






ゆめみる織部工房群

2010年7月3日土曜日

おおきな愛情



5月の中に来たツバメが飛び立っていった。今年は4羽無事に巣立った。

数年前のこと、ツバメが来て子供を5羽生んだ。3羽は順調に育ち、1羽はやや小ぶり、残りの1羽は とても小さかった。
なんとか4羽は飛び立ったが、小さきものは必死に飛び立とうとしたがおちた。巣に戻してみたが、またおちた。そのあと、驚いた、びっくりするくらいたくさんのツバメが集まってきた。みんなでぴぃ、ぴぃ、と大きな声を出して騒いでいた。何かの重要な会議をしているような光景だった。
翌日、どうなってしまったか心配だったツバメは奇跡的に地面の上で野良猫にもヘビにも襲われることなく、陰に隠れて生きていた。その後数日ものあいだ生き続けていた。しかたなく部屋に連れてきて、ジャコをあたえたが食べてくれない、それで草原で小さなバッタをとってきてむりやり、口をあけて1匹入れてみたらのみこんだ。その後はいくらでもほしがった。ペットショップで鳥の餌も買ってきて与えた。部屋の中にいることに気がついた親たちはいつまでも窓の近くを飛び回っていた。
4日後、少し力をつけたツバメの子は屋根から屋根へ伝いながらも飛んでいくことができた。翌日夕方、買い物から帰り、車を出ると、電線にツバメが3羽とまっていた。その中のいっぴきが ”ぴぃー”と鳴いた。それがあのツバ メだと確信した。
つぎの朝、そのツバメは、もとの巣の下に力尽きて落ちていた。
まだ暖かかった。埋葬した。
仲間のツバメたちは、また戻ってく ると思っているのか、飛び回り探し続けていた。部屋の窓も覗いていた。しばらくして電線にスバメの大群が集まった、もう出発しないと間に合わないのか、みんなで飛び去っていった。

ゆめみる織部工房群

2010年7月2日金曜日

作業場


熊川(こもがい)茶碗の影。裸電球のひかりがカタチを確かめるのに必要なときがある。

ゆめみる織部工房群

2010年7月1日木曜日

いま制作しておかないと

織部工房群のオープンを10月3日の美濃焼窯場めぐり(イベント)に合わ せるよう目標をきめた。? 今月の6日からは本格的に大工工事が始まり、その仕事も忙しくなりそうだ。同時に若い優秀な陶芸家の発掘とサポートプログラムの実現もある。
僕自身の個展も11月に日本橋髙島屋、またその他の企画もこの秋にある。日本橋個展は前回同様、瀬戸黒に挑戦していくがより完成度を高めるために、今一度古典の勉強をしている最中である。昨日から熊川茶碗のかたちを体に刻んでいる。

どう考えても今のうちに集中して制作しておかないと間に合わない。

ゆめみる織部工房群